私は小学校の頃、私立の学校に通っていて、当時の教育がかなり厳しいものだった。
〜しなければならない、というガチガチのルールの中で生活をし、
ルールを守ることが当然のように求められた。
そして、授業の中では正解を答えることが求められ、
間違いをすることは好ましくないという教育だった。
だから、授業中に発言をすることが怖かった。
もし間違っていたらどうしよう、と不安に駆られるためである。
そうした幼い頃に受けた教育は大人になった今も私の中に根付いており
仕事をする際には完璧でなければならないと無意識に思っている自分がいる。
間違ってはいけない、常に正しくいなければいけない。
接客販売員として生計を立てているが、
お客様に対応するときも「正しい情報のみ伝えなければいけない。」
「失礼があってはいけない。」と「〜しなければいけない」という
固定観念に縛られている自分がいる。
お客様に対して機械のように決まりきった言葉ばかりを発してしまう。
完璧でいなければいけない。という考えが自分らしさを奪っていることに気づいた。
同僚がカジュアルな日本語で接客をして、思ったことをズバズバ話していた。
そうした接客を見ていて、
あぁ、きっと、もっと自分が思ったことどんどん言っていいんだろうな。
〜しなければならない、という考えに縛られすぎていると
狭い世界でしか生きられないのかもな、と気付かされた。
そして、〜しなければならない という考え方は私自身の判断基準であって
全員が同じように思うわけではない。
だから、自分の「〜ねばならない」を通す必要はないのかもしれない。
いつも不安に駆られてしまい、人と話すことも怖くなって
積極的に話せない私がポジティブに変わるために必要なことを学んだ気がする。
間違ったっていい。完璧じゃなくていい。
もっと、自分らしく。 生きていきたい。